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2006.09.11

奈良美智さんと青森県立美術館

週末に奈良美智さんの絵を見に、青森方面へ行ってきました。8月中全く旅行に出かけなかったため、ずいぶん久しぶりの飛行機です。

青森空港に降り立って、すぐにレンタカー。今回はホンダのFITです。ここの空港、山の中にあるんですが、接続している道路が有料道路しかないという日本でもかなり珍しい空港です。その上、青森方面・弘前方面とも空港から数百メートルのところに料金所が設置されてかなり依怙地なつくりです。200円という料金は決して高くはないけれど、この依怙地なつくりがいやで、去年の経験をいかして、今回はレンタカー屋を出て、すぐさま迂回路へ。料金所を無事に避けて、ぐるぐると迂回しながら青森方面へ向かいました。

山を降りると、今日の目的地青森県立美術館は、もうほんの目と鼻の先。あっという間に到着です。緑の平原にたたずむ、真っ白な建物はなかなかおしゃれな印象です。しかし、まだ午前中にもかかわらず、駐車場はほぼ満員。やっと駐車して入口に向かうと長い列が!まだ、今年の7月にオープンしたばかりのため、青森県民の一大観光地と化しているようです。

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列に並んで青森弁を楽しみつつ建物の中へ。今回の開館記念展示はシャガールの舞台芸術ですが、すごい混雑のため、とりあえずお目当ての奈良美智さんのある常設展へ。こちらは、それほどこんでいなくて快適でした。中に入ると、企画展のシャガールの大きなタペストリーもちらりと見えたりしてすごくお得な感じ。青森出身の棟方志功の部屋などを通って常設展の最終地点奈良美智さんの部屋へ。そこは明るい屋内遊園地のようなつくりで、奈良美智ワールドを楽しむことができました。ちなみにコレクションは美術館のHPに出ています(http://www.aomori-museum.jp/ja/collection/nara/)。

常設展だけでかなり見ごたえがあったため、今回はシャガールはパスしてお昼ご飯を食べに館内のカフェ「4匹の猫」へ。やはり10分ほど待って中にはいります。明るい日差しの気持ちいカフェです。メニューは青森県産品を使ったもの。今回は津軽地鶏の入ったBLTと、珍しいきのこ(名前忘れました)入りのトマト味のパスタを注文。それに運転しない僕のために、白ワインを一杯。ワインが届いて、ちょっと愕然!入っている量が、「これテイスティング?」と思うほど、ほんの少しだけ。お店の方と、お話をしてふつーくらいまで入れてもらいました。やっと一安心。料理もカフェ飯として、まずまず満足です。

お腹も一杯のため、お隣の三内丸山遺跡まで歩いて出かけます。

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美術館から、遺跡へ抜ける道です。

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2006.09.12

三内丸山遺跡と岩木山

青森県立美術館を出ると、日差しがかなり強く、気温もかなり上がってきています。大汗をかきながら隣の三内丸山遺跡へ。

こちらは美術館の平原の緑とは違って、もう少し濃い緑の森を抜けていきます。

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途中の建物の中で、麻でできた冠筒着をかぶってすっかり気分は縄文人になりきって遺跡に到着です。縄文時代の住居ややぐらは思った以上に大きくてびっくりです。

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縄文人の生活をのぞき見た後、車は一路今夜の宿へ。田んぼの中にある温泉が今夜の宿です。宿に着く頃にはすっかり夕闇が迫り、岩木山もすっかり薄暮に沈んでいます。

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2006.09.13

A to Z & フレンチ in 弘前 

一夜明けると、空は曇り気味です。近くの公園と神社へ朝の散歩に出かけます。神社では、多くのボランティアのおばあちゃんたちが一生懸命、お掃除してくれています。

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池のはすの花もきれいです。

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にわかに空が怪しくなってきたため、FITに乗り込み弘前市内へ。レンタカーを返して、徒歩で今日の目的地 A to Z へ向かいます。大きな古い倉庫の中は、奈良美智さんの世界がこれでもかというほど大々的に展開されています(http://a-to-z.heteml.jp/modules/news/)。

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たくさんの作品をAからZまで楽しんだ後は、出口を出てもそこはまだまだ奈良美智ワールド。2階の大き目のオブジェ群も楽しめます。最後にサーフィン犬に乗った後、大満足で会場を後にしました。

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今日のお昼はフレンチ。弘前市は人口当たりのフランス料理店が日本一多いことで有名です。そこで老舗として有名な「レストラン高橋」へ。50席ほどの店の中は、1時近くにもかかわらず、かなり込んでいます。地方都市なのに、席間が少し狭いのは気になりますが、リネンも本格的・カトラリもシルバーです。期待が高まります。料理は本日のスペシャル・ランチ。それに白ワインのフルボトルを注文しました。ここでフロアを見回すと、スタッフは女性2人。とっても丁寧な対応なのですが、50席で2人は少しきつい。そのうち1人は、どうも全くの新人のようです。入ってきたお客さんを席に案内する・注文を取りに行く・できた料理を運ぶ・・・これらをこなすために2人の女性はフロアを走り回らんばかりです。空になっているワイングラスを見ても見ぬふり、食べ終わった皿を片付けるのは次の料理を運ぼうと思ったとき・・んー、コスチュームやリネンなどから感じられるような店の雰囲気からは、かなりかけ離れています。料理はなかなか美味しいだけに、残念だなーと思っていたのですが、よく周りを見回すとなんだか、ほんとにフツーにお昼を食べにきましたという感じの地元のお客さんたち。定食屋さんに行くのと同じような感覚でフレンチに来ているんじゃないかと気づきました。そう思うと料理・店の雰囲気・サービスがそれぞれ、ちょっとちぐはぐでも、これはこれでまぁ良いかという気もしてきます。となりに座っていた女性3人組は、たまたま東京からのお客さんだったのですが、割と大声でサービスが悪いなどと言っていて、かなり気になりました。自分もこうならないように気をつけねばと、人のふりをみて反省したお昼でした。2時近くになっても、ふらりと1人で入ってくるお客さんも多く、ほんとに弘前の街には、フレンチが根付いているんだなと感心しました。

奈良美智ワールドに大満足して、このまま東京へ戻ります。

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2006.09.19

北海道-ウィンザー・ホテル洞爺

3連休を利用して、またまた北海道に行ってきました。今回は、ニセコから札幌へと向かいます。このあたりは、まだまだ紅葉には早すぎますが、空気が澄んでいて取っても気持ちのいい季節です。

空港を降り立って、例のごとく車をレンタ。今回はマツダのファミリアが相棒です。前に千歳で利用したニッポンレンタカーとは違って、こじんまりとしたつくりで列を作って並ぶこともなく車を借りることができました。ファミリは一路、支笏湖方面へ向かいます。支笏湖周辺は林に覆われており、車から湖を見ることはなかなかできません。道路沿いにも商業施設は全くなく、どこでもコンビにやいろんな店のある東京から来ると、少し不安になるほどです。

ちょうど昼時が近づいてきたので、フレンチの有名店、マッカリーナへ電話。ここは、東京から予約を入れたのですが、満席で予約が取れなかったため、ドタキャンを期待して、だめもとでもう1度トライです。が、やはりあえなく満席と断られてしました。なんだか拍子抜けをしてしまって、お昼をどこで取ろうかと途方にくれてしまいます。ここで思いついたのがウィンザーホテル洞爺。数年前に鳴り物入りで登場した大型ホテルで、フレンチのミシェル・ブランと和食の美山荘は、大変な評判となったところです。車は洞爺湖方面に向かい、細い山道を登っていきます。山の頂上には大きな建物が。中に入るとテレビなどで何度も見たことのある、大きな大きなガラスの壁。下には洞爺湖を一望できます。

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真狩方面からやってきたため、時間がもうすぐ2時半。それで、まだお昼をやっている店がないかコンシェルジェに聞こうと思ったけれど、コんシェルジェ不在。仕方なく、フロントに向かい食事のできるところを訪ねたところ、「館内は蕎麦屋くらいしかありませんねー。もしくはこの建物ではないけれど近くに系列店のピザ屋が・・・」と髪の毛をピンで留めまくった若い女の子が応えます。確かに2時半近くから食事をとりたいと言う私たちも私たちですが、なんだか気の抜けたようなフロントの対応にはかなりの不満が。しかたなく出て行こうかと思いましたが、せっかくここまで来たのでので建物を少し散策することに。そこで2階に上がると、そこはレストランフロア。ふらりと見ると、メインダイニングまだまだ営業している!?恐る恐る近づいて聞いてみると、3時まで食事ができるとおっしゃる??下のフロントは、自分のホテルのメインダイニングの営業時間も知らないのか??とあきれ果てました。そのうえ、最初に私たちが到着してフロントに店を聞いていた時間は微妙に2時半より前。そのメインダイニングで、お昼のコースをオーダーできるのは2時半まで??なんてことでしょう!

それでも、「アラカルトのオーダーは受けます。パスタなんかがお勧めです」と店の女の子おっしゃるので、中に入ることに。注文は連れはウニのクリームソースのパスタ、私は地鶏のコンフィ。やっとお腹が満たされると待っていると・・先ほどの女の子がやってきて、「パスタは時間がかかるのでメインのお肉が先に出てしまいます」・・・さっき、あなたがパスタを勧めたんじゃなかったのかぁ??そこで、パスタができるまでお肉を持ってきてもらうのを待つようお願いしました。それまでは、パンでも食べてお腹をごまかすことに。たしか、ここのパンはメゾン・カイザーのパンということで有名なはずです。でてきたバスケットの中には、おいしそうなパンが並んでいます。さぁ、と手を伸ばしたところ???なにか、冷たいものが手に触れます。そうです、パンは温めていないどころか、たぶん冷蔵状態から出されたばかり。なかなか手ごわい。それから待つこと15分ほど。先ほどの女の子が皿を恭しく運んできました。さぁ、やっとお昼です。んー??パスタのみ??だって、さっきあなたがパスタは時間がかかるといったのでパスタとメインを一緒に持ってくるように頼んだのに???それから待てど暮らせどお肉は出てこない・・やっと10分ほどしてお肉到着。もう、何か言う気力もありません。アラカルト一品ずつでお昼のコースと同じくらいの料金を支払ってお店を後にしました。

もともといろいろと良くない噂を聞いていたホテルでしたが、ここまでひどいことになっているとは、さすがに驚きです。きれいな景色はいいけれど、超大型施設を運営するためのスタッフを集めるのは至難の業。大型施設の、たくさんの団体客のために用意されたたくさんのレストラン群。東京都心のホテル並みの料理の値段。素人のスタッフたち。一体このホテルが、何をめざしているのか全く理解不能です。

1階の大きな吹き抜けで、フルーツカクテルを片手にチェロとピアノの生演奏を聞くことで心を落ち着かせて、とってもきれいな景色の屋外に向かいました。外は本当にきれいな景色です。

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2006.09.20

北海道-ニセコと羊蹄山

洞爺湖のきれいな景色に気を取り直して、今夜の宿のあるニセコに向けて出発します。プリンのかたちの羊蹄山が顔を出しています。私たちがこの地区を訪れるのは、ここ2-3年で3度目。何度も訪れる理由は、連れがこの羊蹄山が大好きだから。まえにも、ただ羊蹄山を一目見るためだけに、札幌からえんえん普通電車を乗り継いで倶知安まで来たこともあります。でも残念ながら、今日は雲で頭が隠されています。んー、お昼の気分が伝わったか??

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小一時間ほどで、今夜の宿ニセコアンヌプリに到着です。リニューアルのされていない古い建物ですが、通された部屋の窓からはきれいな緑が見えて、高原リゾート気分満喫です。この宿にも大浴場はあるのですが、すぐとなりには温泉があるということで、まずはそちらのほうに。ホテルで優待券をもらって、400円で楽しむことができます。公共の温泉っぽいつくりですが、中の温泉はなかなか広い。外の露天風呂に入っていると周りの緑が夕闇に包まれてきて、すっごくきれいです。虫の声も聞こえてきます。ゆっくりと温泉を楽しんだ後は、夕食をたらふく食べてぐっすりお休みなさい。

一夜明けると、空は快晴。朝の光が部屋に降り注いでいます。

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朝はホテルの大浴場へ。こちらは温泉ではありませんが、やっぱり窓からは緑がみえて気持ちのいいお風呂でした。

今日のファミリアは余市を経由して札幌へ向かいます。

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今日は羊蹄山も頭まですっきりとその姿を見せてくれています。近づくと、本当にいい山の気を感じることができます。

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2006.09.21

北海道-余市 柿崎商店

ファミリアは、羊蹄山を後にして余市へと向かいます。目的地は柿崎商店。ここは、新鮮な海鮮をすごく安く提供してくれることで有名です。

でも、その前にお酒好きの私としては、隣のニッカ・ウィスキーの蒸留所に立ち寄らないわけにはいきません。道の駅スペース・アップル(宇宙飛行士の毛利さんの出身地なので、宇宙体験館などあり。 http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/49/each.htm)に車を止めて、蒸留所のなかへと向かいます。大きなポプラの木が迎えてくれています。

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道を進むと、あたり中にウィスキーの香りが漂っていて、歩いているだけでいい気分になりそうです。古い建物がたくさん保存されていて、時が止まっているかのようです。ウィスキー博物館の奥には、無料試飲ができるコーナーがあります。今回は12年物のウィスキーを試飲。のどを熱いものが流れていきます。もちろん、有料試飲もできるのですが、車の運転のため試飲もできない連れに遠慮して、無料試飲ぶんだけでここを後にしました。(http://www.nikka.com/know/yoichi/

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時間は丁度お昼時。柿崎商店2階のの食堂に入るために、階段に列ができて1階の外まで続きそうな勢いです。我々も列の一番後ろに並びます。連れが並んでいる間に、私は1階のお店をチェック。海水に浸った礼文産のウニ(白)が1680円という格安で売られています。食堂内は広いため、程なく店内に入ることができました。まずは、食券を購入。メニューは、海水ウニ(下で売られていたものと同じ。値段も同じ!!)+ホッキ貝の刺身(380円)+ふくらぎ(=ぶりの子供480円)+イカ焼(250円)+生ビール(293円)。どれも、驚くばかりの安さです。ご飯ものを食べるとすぐにお腹いっぱいになるので、ご飯モノはなし。席で待っていると、まずはウニがきれいに水揚げされて、お皿に盛られてきました。夏の初めに比べるとちょっと味が落ちるものの美味。つぎにむきたてのホッキ貝。新鮮でぷりぷりとした感じがたまりません。それから、ふくらぎ。なんと30センチもあろうかという大きさの魚の生き作りが出てきました。最後のイカ焼もしっかりしたボリュームです。ビールをもういっぱいお代わりして、大満足で外へと向かいました。ここを訪れるためだけに余市に来てもよいかなと思うほどです(http://www2.ocn.ne.jp/~kakizaki/)。

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2006.09.22

北海道-モエレ沼公園

余市を後にして、5号線を札幌へ向かいます。この道は、さすがに北海道の大動脈。今までのようにスムーズな車の流れとはいきません。たくさんの車と、信号に苦労しながら、やっとモエレ沼公園に到着です。

ここは、イサムノグチ設計の広大な緑の公園です(http://www.sapporo-park.or.jp/moere/)。前に来たときには全体が完成していなかったため、完成後初めての訪問です。まずは、ガラスのピラミッドへ。中ではお花の展示会の準備が進んでいました。

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外では新しくできた噴水のショーをやっているようです。ガラスのピラミッドを出て噴水に到着したとき、残念ながらショーが終了してしまいました。また、次の機会への楽しみに取って置くことにします。遠くにはモエレ山と名づけられた、大きな皿をさかさまにして伏せたような丘が見えます。列を成して人が上っている様子を遠くから眺めると、不思議な感慨が沸いてきます。中抜けのピラミッドの内部に丘のある様子や、桃の形をしたトイレなど、本当に楽しい公園です。

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夕食の予約があるため、小1時間で公園を後にしなければなりません。次回訪れるときには、もっっとながーく楽しみたい公園です。

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2006.09.23

北海道-札幌グランド・ホテル グラン・シェフ

今日の宿は、札幌グランドホテルです。駅でファミリアを返却して、歩いてホテルへ向かいます。チェックインをしてみると、一休で予約をした格安料金にもかかわらず、今回はファミリールームというかなり広めの部屋。ベッドルームとリビングスペースが分かれていて、リビングスペースのソファは、そのまま子供用のベッドになるようです。ひきだしの中には、積み木やビデオなど子供をあきさせない工夫でいっぱいです。子供なしの私たちとしてはそれを利用することはありませんが、なかなかの広さで快適です。内装も、子供部屋みたいではなく、普通の部屋の内装で子供用の工夫は捜さなければわからないくらい。部屋の水周りが古いままなのと大浴場がないのが、このホテルの難点なのですが、余りあるサービスのよさで私たちのお気に入りのホテルの1つです(http://www.grand1934.com/)。

夕食は、ホテル内のフレンチ、グランシェフ。実は、ここのレストランが大のお気に入りで、1年間に何度も訪れています。知人から「どうして何度も札幌に行くの?」とよく訪ねられるのですが、目的はここ。このレストランで食事をするため!です。札幌にはたくさんのフレンチ・レストランがあるのですが、ここのスタッフの方のサービスは特別です。みなさん、すごく親切で、それでいて決して馴れ馴れしくない、正当なフレンチのサービスが受けられます。スタッフの移動も少なく、いつ訪ねても、いつも温かく迎えてもらえます。川口さん・岩崎くん・小熊さん・田中さん、本当にいつもありがとうございます。岩崎君、網走の実家はどうでしたか?伝言確かに受取りましたよ。それから、松原さん、最近はお目にかかれなくて淋しいです。是非、またお会いできることを楽しみにしています。

さて、今回のメニューは、アミューズは幻といわれているぶどう海老。生のものにほんの少しの塩でいただきます。甘くて、歯ごたえがあって最高です。シャンパンにぴったり。前菜はウニとカニのスフレをうにの殻に詰めたものに万願寺唐辛子を添えて。これも、北海道の味満喫。白ワインに最適です。スープは、ナスのポタージュ。魚料理は連れはたら、私はあいなめのポワレ。メインは連れが牛、私は羊をセレクト。ブルゴーニュの赤にぴったりマッチしています。それからデザートをワゴンから思いっきり選んで、もうお腹が破裂しそうです。もちろん最後にコーヒーと小さなチョコレートも。今回はチーズを入れるお腹の隙間が見つからず、残念です。

今回の訪問で印象深かったことがひとつ。グランシェフの近くにあるホテルのバーが貸切になっていて、結婚式の2次会が行われていました。そこでお客さん同士でけんかが発生。荒れた声が、こちらにも聞こえてきました。すると、川口さんを初め皆さんあっという間に対応。店の入口を閉め、自分たちはけんかを収めるために外へ。少し収まってからも、グランシェフのお客様を守るように皆さんがフロアで待機されています。ホテルの外に騒ぎが移って、通りに面した店の窓の前で騒ぎが起きると、田中さん一目散にガラスのところへ。すばらしい対応に頭が下がります。スタッフの皆さんが、店を愛していて、そこで働くことに誇りを感じていらっしゃるのがひしひしと感じられる一幕でした。

お会計を済ませると、さらに満足度が高まります。これだけのサービスと料理の割りにとってもリーズナブルな値段になっていて、逆にお客として申し訳ないくらいです。

大満足で、ゆっくり就寝。一夜明けると外はあいにくの雨です。あまりひどくないので植物園を散歩して、大通り公園へ。ここでは偶然にもツール・ド・札幌の最終日にあたり、スタートの場面に立ち会うことができました。

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丸井今井の中の杉の目さんで、曇り空に浮かぶテレビ父さんを見ながら、すっぽん雑炊とお月見弁当をいただいて、大満足の北海道をあとに東京へと戻ります。

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