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2007.05.15

信州1-上田

週末にかけて長野県の上田へ出張だったため、そのまま上田散策をして、近くの別所温泉に泊まることにしました。普段は飛行機での旅が多いため、長野県への旅はずいぶんと久しぶりです。

まずは、上田城へ。有名な真田氏の居城で、徳川家康軍を破ったところとしても有名です。ここのお城はなだらかなアップダウンで城内を一周できるため、たくさんの人たちがランニングをしています。今回訪れたときは、お昼過ぎだったため学生さんたちのトレーニング。まえに朝早くにきたときにはそれこそ、おじいさん・おばあさんから子供までたくさんの人が走っていました。

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お城を出てもう少し散歩続けると、古い町並みを保存した地区に出くわします。この湧き水は保命水とよばれています。

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途中で造り酒屋さんを見つけたので、立ち寄り。おかみさんがいろいろと親切に説明をしてくれます。もちろん試飲も。今夜のお酒用に亀齢(きれい)の純米酒を購入しました。

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散歩でおなかがすいたため、遅い昼ごはん。信州ということで、やっぱりまずはそば。さすがにたくさんのお蕎麦屋さんを見かけますが、今回は地元の人に教えていただいた東都庵へ(http://www.ueda-cb.gr.jp/jp-uecvb/sobaya/soba-index.htm このマップの15番)。なんと駅前の雑居ビルの地下にありました。ふりわけそば(てんぷらととろろの2つの味が楽しめる)が有名だそうですが、今回はそれに馬刺しとご飯のついているセットに。このセットのそばは、おろしそばだったため、もりを1枚追加して2人で分ける事としました。そば自体に味があってなかなかでした。つゆは割とあっさり。馬刺しが厚くてびっくりです。大満足で上田電鉄に乗り込みます

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2007.05.16

信州2-別所温泉

上田電鉄の別所線では、上田駅<->別所温泉駅と塩田町駅<->上田駅の列車1回分に別所温泉駅から塩田町駅までの間で名所各地を周るシャトルバスの乗り放題券のついた企画切符1,100円を利用。上田<->別所温泉を単純に往復するよりも安くて、すごく便利です

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別所線ののんびりとした列車に揺られているといつのまにかうとうと。気がつくと、もう別所温泉駅です。羽織袴姿の女性の駅長さんが迎えてくれます。

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バスの迎えも来ていましたが、天気もよく気持ちよいので歩いて宿まで向かうことにしました。今夜の宿はつるや。とってもリーズナブルなところで、昔ながらの温泉旅館の雰囲気が色濃く漂っています。お風呂も、男女それぞれひとつのみで、タイルの内風呂+一応小さな露天風呂。別所のお湯は、結構硫黄分が強いようです。飲むこともできるようなので、連れがすぐ近くの大湯の飲泉に挑戦しましたが・・・つらそうでした。

お風呂上りに近くの北向観音まで散歩をすることにしました。ここはあの有名な善光寺と向かい合わせになっていて両方をお参りすると願い事がかなうそうです。夕方の境内は人も少なくて、ひっそりしています。

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日も暮れてきたので、宿に戻ることにしました。宿の食事は、いかにも山の宿という感じです。贅沢なものはありませんが、いずれも手の入ったものばかり。量もちょうど良いいくらいです。まだ夜も早いので、外湯に行ってみることにしました(http://www.naganoken.net/besho/besho3.htm)。すぐ近くに大湯はあるのですが、岩の間からお湯が染み出ているとの文句に誘われてこちらを選択。真田の隠し湯だそうです。宿から15分ほどですが、夜の信州はまだまだ寒い。浴衣のすそのほうからつめたい空気が全身に回ってきます。150円払って岩湯の中へ。すると中は地元の方たちばかりです。自宅にも温泉があるけれど、それではお風呂に入った気分にならないとかで、いつも外湯に来ているとの事。安い料金で温泉が楽しめて、うらやましい環境です。

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2007.05.17

信州3-信州の鎌倉

朝目覚めると、きょうもいい天気です。信州の鎌倉と呼ばれているこの辺り、寺社仏閣めぐりにぴったり。宿の朝食で腹ごしらえをして、さあ出発です。

まずは、別所三楽寺のひとつ安楽寺へ。ここは、日本唯一の八角作りの三重の塔が有名。朝の澄んだ空気の中を、本堂から少しだけ山を登ったところにありました。想像よりもこじんまりしています。三重の塔ですがどうみても屋根は四重。一応、説明では一番下は屋根ではないとのことです。

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次に、近くの常楽寺へ。こちらの本堂は萱葺きでなかなか立派です。さすが、北向観音の本坊です。

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重要文化財に指定されている、石造の多宝塔がおくにありましたが、とても小さくてかわいらしい大きさです。子供の背丈くらいではないでしょうか。

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残念ながら残りのひとつ、長楽寺は現存していないため、そのまま駅へむかい、シャトルバスを利用して中禅寺へ向かいました。真言宗のお寺で、四国四十八ヵ所巡りにちなんだ、信州四十八ヵ所の寺のひとつです。やはり萱葺き屋根の立派な薬師堂には、重要文化財の薬師如来像が座っていらっしゃいました。

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四国では巡礼者に無料でいろいろと「ご接待」するのが慣わしです。信州のここでも、その精神が息づいているようで寺の前の茶屋では無料でそば茶と漬物を出してくれます。横の売店のおばちゃんたちがサービスしてくれるのでついつい何か買ってしまうわけで、これもいい商売の方法ですが・・ぼくは、野沢菜のおやきを購入。かつて出張の折、夜食用に買っていったおやきを思い出します。

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2007.05.18

信州4ー「ご接待」とうなぎ

中禅寺からは、アジサイの小道というハイキング道を歩くことにします。初夏の日差しが木漏れ日となって落ちてきます。

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次の目的地龍光院では、精進料理を振舞っているとの看板を発見。要予約との事なのでとりあえず電話をしてみましたが、今日はお葬式が入っているので不可とのこと。次の機会に楽しむ事とします。

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アジサイの小道に戻ると、すずめ蜂が警戒中です。黒い服を着ていたためか(蜂は黒いものだけがはっきり見えるとの事)、なかなか僕の体の回りから離れてくれません。蜂にも、落ち着いてあいさつでもすれば襲ってくることはないとのハナシもありますが、こころでわかっていても、なかなか行動には反映できず、ついつい早足になってしまいます。なんとか山の小道を抜けて次の目的地、前山寺へ。藤棚の向こうに三重の塔はとても素敵です。

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中に入ってみるとまたも「ご接待」の看板が。今度はくるみおはぎ。これもご相伴に預かろうと奥へ入っていくと、どうぞどうぞと中へ通されました。窓からは中庭とその向こうの山々が見えて、感じのいいお席です。でてきたおはぎは白いままで下にくるみのたれが敷いてあってなかなか美味。きれいな器にも盛り付けられていて、「これでご接待かー。さすが弘法太師さん。」などと感動しつつ部屋をでようとしたところ・・・・1人前700円??なるほど、そういうことですねー。まぁ、こちらが勝手に勘違いしていたようです。

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ここからは、再びシャトルバスに乗って塩田町駅へ。別所電鉄に揺られて上田駅に着きました。くるみおはぎは食べていましたが、ここは欲張ってうなぎを食べることにします。駅の近くの名店「若菜」へ。

少し遅い時間だったので、表のメニューに出ていたコースができることを確かめて中へはいりした。中はギャラリーになっていて、とてもおしゃれな雰囲気です。量が多そうなので、コースは1つにして、もうひとつはうな茶にすることにします。

まずはコースのお通し+香の物。信州では必ず最初に漬物が出されるようです。お店の方が気を利かせてくれて、すぐにおはし2膳と取り皿2つを用意してくれます。次が、うざく。酢の物のきゅうりの上に大ぶりのうなぎが乗っています。ちょっと甘めの酢の物でした。続いてキモ焼き。キモ自体がかなり大きめなキモでなかなかぜいたくです。地元の純米酒が進みます。それから信州ならではの馬刺し。昨日食べたもの同様、厚切りの馬刺しです。霜の降り方と食べた時のとけ具合で、こちらのほうが少しだけ上品に感じたのは気のせいでしょうか。

次がうなぎの白焼き。これは口に入れたとたん、ほんとにホロリと崩れていき、今まで体験したことのない食感で感動ものでした!それからメインの蒲焼+ごはん+肝吸。白焼きまでで結構おなかいっぱいなのに、この蒲焼もかなり大きめのものが二切れ。うな茶もこれに合わせて登場して、はたして食べきれるか心配になってきましたが、タレが結構さっぱりしていたので美味しくいただけました。デザートもついて、本当におなかははちきれんばかりです。

店の方に確認したところ、このコースを頼まれる方のなかには食べきれず、折にして持っていかれる方もいらっしゃるとか。全くの納得です。うざくは酢の物に、馬刺しはお刺身に、蒲焼+ごはんはうな重にそれぞれ変更可。このうなぎフル・コースが5千円ちょっとで楽しめるなら、これを目当てにまた上田を訪れてみようかと思えてきます。

駅前のイトーヨーカドーで信州名物食材(鯉のから揚げとうま煮、おやき、にら饅頭、信州豚のソーセージ、低温殺菌の牛乳、日本酒などなど)を自分たちのお土産に購入して、新幹線で東京に向かいました。

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2007.05.29

北海道1-余市

今週末、札幌に行ってきました。冬の間は雪と寒さのため北海道に行くのをやめていたため、去年の11月以来、約半年ぶりの札幌です。去年の11月は、お気に入りのレストランだったグラン・シェフ(札幌グランド・ホテルの中)が閉まってしまうというので、慌てて最後にたずねたのでした。今回は、その後継としてできている新しいレストランを訪ねることとします。

本来5月の札幌は、気持ちのいい晴れが続くようですが今回、どんよりと曇った空で、肌寒く感じます。先日から解禁になっているウニを食べに、まずは余市へ。今回は電車での移動です。1日だけならば、かなりの広範囲の乗り降り自由の企画切符(2,000円位)を利用することにしました。まずは快速電車で小樽まで。約70分かかるので、追加で300円支払って座席指定のUシートを利用することにしました。少しだけ贅沢。小樽駅からは1両のディーゼル列車に乗り換えます。小樽から余市までの列車は、1時間に1本もないほどなので時刻表のチェックは欠かせません。

余市についてみると、空は更に暗くなってきていて雨がぽつぽつと落ちてきました。駅前の柿崎商店がやっている食堂がお目当ての店です。前にも書きましたが、新鮮な魚がすごく安い値段で美味しくいただけます。まだお昼よりも少し前のため、列が外まではみ出していることは無いようです。近づいてみると「余市産ウニ 本日入荷」の貼り紙が!胸が高まります。入り口を入ったところで、まずは注文。余市産アカウニ(カップ入り)・ホッキ&ツブ貝刺身・ひらめとマグロの刺身・イカ丸焼き・アンコウの味噌汁、それから生ビール。みんな合わせて3,000円くらい。んー、いつ来てもうれしくなってしまいます。

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連れは無類のウニ好きのため、アカウニが出てきて思わずにんまりしています。アンコウ汁は野菜もたっぷりで、冷えた体を温めてくれました。

余市の定番、ニッカ・ウィスキーの工場にも立ち寄りです。前回来た時には無かった新しい建物が奥のほうに完成していました。展望台からの眺めはなかなかです。

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2階の試飲コーナーでは、2杯まで無料で味わえます。17年物のシングル・モルトやシングル・カスク、それからアルコール度数60度以上の原酒、アップル・ワインなど充実の内容です。ちゃんとしたグラスに氷や水も用意されています。入場料も無く、まったくの無料でこんなに楽しめていいのか?なんて、ニッカさんの懐の深さに感謝しながら余市を後にしました。もちろん、柿崎商店のスーパーでのお持ち帰り用ウニ・アスパラなどの買い物は忘れずに。

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2007.05.30

北海道2-札幌グランドホテル Node 43°

札幌に戻って、まずは今夜のホテルへ。今回はレオパレスに泊まります。アパートのイメージの強いレオパレスですが、ホテル事業もやっているようです。部屋は意外と広いし、大浴場もあって、宿泊代を考えるとなかなかいい感じです。食事の前に大浴場で汗を流して、夜の食事に備えます。

今日の夕食は、札幌グランド・ホテルの改装のなかで新設されたレストラン、ノード43°。札幌のある北緯43°からとった名前だそうです。前のフレンチ・レストラン、グラン・シェフがこのレストランのダイニングに引き継がれたと聞いています。店に着くと内装はかなりモダンな感じです。なんだか東京のおしゃれなカフェのようです。今日は50人の団体さんが入っているということなので、僕達は特別に個室に席をセッティングしていただいていました。こじんまりとしていますが、外の音があまり聞こえてこないので落ち着けます。このお店は初めてだと言うと、店内を案内していただけました。オープン・キッチンになっていて、伊藤料理長もがんばっていらっしゃいました。

さて、今日のメニューはNODE43°コース(7,000円)にしました。HPを見ると前菜とデザートがビュッフェ形式になっている4,800円コースがお勧めのようでしたが、今回は団体さんがいらっしゃるということで、このコースはできないそうです。個室にしていただいているので、ビュッフェの雰囲気でもないし。こちらは次回の楽しみにとっておくことにします( http://www.grand1934.com/rest/news/00dinner.html#n43d

少し驚くのは、最初に持ってきていただいたドリンク・メニューにほとんどワインが入っていないこと。お願いしたところ、別のワイン・リストが出てきました。なんだかぴかぴかの新品のリストです。さてさて、中を見ると・・・、見慣れたフレンチはあるけれど・・全部高い・・・ボルドーの有名どころが名を連ねていて、なかなか気軽にお願いできるものではありません。ブルゴーニュにいたっては無い!1本もリストされていません。その他はフランスではラングドック、南西とプロヴァンス。スペイン・ワインはかなりの種類ですが、全体にかなりマニアックなセレクションのように見えます。それと、ボルドーの有名品以外も高めのワインが多い。有名ソムリエ田崎信也氏セレクションで北緯43°にこだわったとの事ですが、なかなか手ごわいリストです(http://www.grand1934.com/rest/restaurant/n43dmenu3.html )。

おそらく、こちらの店の料理の中心が4,800円のコースではないかと思うのですが、ワイン・リストの一番安い価格帯が6,000円から7,000円。中心価格帯が1万円前後というのは、マニアックなワインを試しに頼むにしては、なかなか勇気のいる価格で、なんとなく料理のそれとはアンマッチのような気がします。

ソムリエの方も着任されたばかりで、いまひとつどれがお勧めかわからないと正直におっしゃっています。この店が開店してから半年は経過しているはずなのに、このワイン・リストがぴかぴかの新品で、あまり使われていない感じなのもなんとなくうなずけます。最初にワインの入っていないドリンク・メニューがくるあたり、ここにいらっしゃるお客さんの多くはワインを召し上がらないのではないのでしょうか?田崎信也氏のネーム・バリューと、北緯43°にこだわりすぎた結果、使い勝手の悪いセレクションに仕上がっているように思えます。

リストの中から、ソムリエの方がこれなら大丈夫じゃないかとおっしゃるスペイン・ガリシア地区の白をお願いしました。ほとんど出ることが無いゆえでしょうが、セラーから直接もってきていただいたワインは、温度がまだ下がっていなくて、かなり酸味が強く感じられました。もう少し冷やしてからいただくことにします。

さて、料理です。まずはアミューズ。海老をマリネージュしたものと、鳥ささみ。海老はちょっとエスニックっぽい味付けで、酸味の強いワインにもあう感じ。モダンな器に盛られています。前菜のサーモンは軽くあぶったような感じで、世間のはやり感が反映されているようです。グリーンアスパラのクリームスープは、前のグラン・シェフを思わせるような伝統的な味です。次のホタテにはカニ味噌からとった濃厚なソースが使われています。

この濃厚なソースには、今回の白はつらいので赤をもらうことにしました。やはりソムリエの方も迷われているようですが、これなら、はずれは無いんじゃないかということで、結局スペイン、リオハにしました。なかなかボリュームがあるワインでカニ味噌のソースにもぴったりです。

メインは、僕はコースのなかの羊、連れは豚に変更してもらいました。ロック・フォールソースがなかなか刺激的な豚でした。前のホタテのときに白ワインから赤ワインへと連続して楽しんでいたため時間がかかって、たぶん予想していたよりもメインの出るのが遅くなったためでしょうが、肉に若干火が入りすぎの状態で出されたのは残念でした。その後のデザートからは、前のワゴン・サービスはなくなってしまいました。自分で好きなだけ選べるスタイルはお気に入りだったんですが・・

このような感じで、ノード43°はスタッフの方も一生懸命がんばっていらっしゃるようですが、まだまだ発展途上にあるお店という印象でした。料理も開店当初はもっと北緯43°にこだわったものを用意されていたようですが、やはりバリエーション的にも難しいということで若干、前のグラン・シェフのスタイルを取り入れたものに変更されている最中のようです。それから、このマニアックなリストに精通したソムリエの方がそだってくださるといいかな・・というか本当は新たなワイン・リストの追加があるとうれしいななんて思っています(もちろん田崎セレクションはあってもいいけど、普通のワイン・リストもほしいですね)。

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