信州3-信州の鎌倉
朝目覚めると、きょうもいい天気です。信州の鎌倉と呼ばれているこの辺り、寺社仏閣めぐりにぴったり。宿の朝食で腹ごしらえをして、さあ出発です。
まずは、別所三楽寺のひとつ安楽寺へ。ここは、日本唯一の八角作りの三重の塔が有名。朝の澄んだ空気の中を、本堂から少しだけ山を登ったところにありました。想像よりもこじんまりしています。三重の塔ですがどうみても屋根は四重。一応、説明では一番下は屋根ではないとのことです。
次に、近くの常楽寺へ。こちらの本堂は萱葺きでなかなか立派です。さすが、北向観音の本坊です。
重要文化財に指定されている、石造の多宝塔がおくにありましたが、とても小さくてかわいらしい大きさです。子供の背丈くらいではないでしょうか。
残念ながら残りのひとつ、長楽寺は現存していないため、そのまま駅へむかい、シャトルバスを利用して中禅寺へ向かいました。真言宗のお寺で、四国四十八ヵ所巡りにちなんだ、信州四十八ヵ所の寺のひとつです。やはり萱葺き屋根の立派な薬師堂には、重要文化財の薬師如来像が座っていらっしゃいました。
四国では巡礼者に無料でいろいろと「ご接待」するのが慣わしです。信州のここでも、その精神が息づいているようで寺の前の茶屋では無料でそば茶と漬物を出してくれます。横の売店のおばちゃんたちがサービスしてくれるのでついつい何か買ってしまうわけで、これもいい商売の方法ですが・・ぼくは、野沢菜のおやきを購入。かつて出張の折、夜食用に買っていったおやきを思い出します。
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