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2007.05.18

信州4ー「ご接待」とうなぎ

中禅寺からは、アジサイの小道というハイキング道を歩くことにします。初夏の日差しが木漏れ日となって落ちてきます。

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次の目的地龍光院では、精進料理を振舞っているとの看板を発見。要予約との事なのでとりあえず電話をしてみましたが、今日はお葬式が入っているので不可とのこと。次の機会に楽しむ事とします。

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アジサイの小道に戻ると、すずめ蜂が警戒中です。黒い服を着ていたためか(蜂は黒いものだけがはっきり見えるとの事)、なかなか僕の体の回りから離れてくれません。蜂にも、落ち着いてあいさつでもすれば襲ってくることはないとのハナシもありますが、こころでわかっていても、なかなか行動には反映できず、ついつい早足になってしまいます。なんとか山の小道を抜けて次の目的地、前山寺へ。藤棚の向こうに三重の塔はとても素敵です。

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中に入ってみるとまたも「ご接待」の看板が。今度はくるみおはぎ。これもご相伴に預かろうと奥へ入っていくと、どうぞどうぞと中へ通されました。窓からは中庭とその向こうの山々が見えて、感じのいいお席です。でてきたおはぎは白いままで下にくるみのたれが敷いてあってなかなか美味。きれいな器にも盛り付けられていて、「これでご接待かー。さすが弘法太師さん。」などと感動しつつ部屋をでようとしたところ・・・・1人前700円??なるほど、そういうことですねー。まぁ、こちらが勝手に勘違いしていたようです。

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ここからは、再びシャトルバスに乗って塩田町駅へ。別所電鉄に揺られて上田駅に着きました。くるみおはぎは食べていましたが、ここは欲張ってうなぎを食べることにします。駅の近くの名店「若菜」へ。

少し遅い時間だったので、表のメニューに出ていたコースができることを確かめて中へはいりした。中はギャラリーになっていて、とてもおしゃれな雰囲気です。量が多そうなので、コースは1つにして、もうひとつはうな茶にすることにします。

まずはコースのお通し+香の物。信州では必ず最初に漬物が出されるようです。お店の方が気を利かせてくれて、すぐにおはし2膳と取り皿2つを用意してくれます。次が、うざく。酢の物のきゅうりの上に大ぶりのうなぎが乗っています。ちょっと甘めの酢の物でした。続いてキモ焼き。キモ自体がかなり大きめなキモでなかなかぜいたくです。地元の純米酒が進みます。それから信州ならではの馬刺し。昨日食べたもの同様、厚切りの馬刺しです。霜の降り方と食べた時のとけ具合で、こちらのほうが少しだけ上品に感じたのは気のせいでしょうか。

次がうなぎの白焼き。これは口に入れたとたん、ほんとにホロリと崩れていき、今まで体験したことのない食感で感動ものでした!それからメインの蒲焼+ごはん+肝吸。白焼きまでで結構おなかいっぱいなのに、この蒲焼もかなり大きめのものが二切れ。うな茶もこれに合わせて登場して、はたして食べきれるか心配になってきましたが、タレが結構さっぱりしていたので美味しくいただけました。デザートもついて、本当におなかははちきれんばかりです。

店の方に確認したところ、このコースを頼まれる方のなかには食べきれず、折にして持っていかれる方もいらっしゃるとか。全くの納得です。うざくは酢の物に、馬刺しはお刺身に、蒲焼+ごはんはうな重にそれぞれ変更可。このうなぎフル・コースが5千円ちょっとで楽しめるなら、これを目当てにまた上田を訪れてみようかと思えてきます。

駅前のイトーヨーカドーで信州名物食材(鯉のから揚げとうま煮、おやき、にら饅頭、信州豚のソーセージ、低温殺菌の牛乳、日本酒などなど)を自分たちのお土産に購入して、新幹線で東京に向かいました。

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