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2008.08.05

北海道4-マッカリーナ

今夜の宿、マッカリーナに到着です。真狩村という、畑ばかりの村の中にあるオーベルジュで、おなじ敷地内にコテージと温泉もあります。以前は姪っ子と一緒だったので、コテージでバーベキューを楽しみました。今回は、オーベルジュに滞在です。まずは、レストラン棟でチェック・イン。

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レストランは60席以上もある大きな建物ですが、宿泊できる部屋はわずか4部屋。なので、宿泊棟全体も、とっても小さくてかわいらしい建物です。入り口と部屋の鍵を、宿泊客自身でかける仕組み。ほんとに普通の別荘に来たかのようです。こちらも部屋は緑に囲まれています。

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おいてあるものの、一つ一つにスタッフの方のセンスが反映されています。

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一休みして、となりにあるバー・スペースへ。宿泊客だけが無料で使える、セルフ・サービスのバー・スペースです。夕食前に軽くのどを潤します。この日は他の部屋の方は全くいらっしゃらなかったため、全くの貸切り。別荘のリビング・スペースのようです。

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そろそろ日も暮れてきました。お待ちかねの夕食です。レストラン棟の向こうには、雲ひとつない羊蹄山が見えています。

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昨日のオーベルジュとは違って、こちらのレストランは規模が大きい。たくさんの若いスタッフがてきぱきと小気味良くフロアを歩き回っています。席はゆったりしたしていて、他のテーブルと目線が合わないようにうまく配置されています。棟の真ん中にガラス張りのオープン・キッチンがあります。

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飲み物は、すでに食前酒をとなりで楽しんでいたため、はじめから白ワインにします。

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食事のメニューは今夜も、いちばんリーズナブルなものにしています。まずは、アミューズ。いろいろな野菜とサーモン・フォアグラなどが、まるで日本食の八寸のような彩で盛り付けられていて、結構大きなお皿です。次は地元のブロッコリーをゆでただけの一皿。スープは、ジャガイモのポタージュ。メインの前に軽く生ハムとメロン。イメージとは違って小さな角切りのメロンと大き目の自家製生ハムです。メインは、今夜は魚と肉のどちらかを選びます。連れはひらめ。おおきなひらめだったんでしょう、かなり厚めでヴォリュームのあるポワレに濃厚なクリーム・ソースです。わたしは、羊。あまり大きくはありませんが、表面はカリカリ、中はレアの絶妙の火入れです。どちらの皿にもグリルした万願寺唐辛子・ナスなどたくさんの野菜の付けあわせが盛り込まれています。今夜は少しお腹に余裕があるので、フロマージュもいただくことにします。選んだのは、エイジのいったカマンヴェール・ウォッシュ・ヤギに、ブルーなど。少し残念だったのが、グラス・ワイン。赤はグラスでお願いしたんですが、ボルドー・ブルゴーニュとも1種類ずつしか用意されておらず、それもかなりお手軽な感じのものです。少し上のランクのものや、古めのものも用意してあると良かったんですが。デザートとコーヒーに小菓子を楽しんでいると、まわりのお客様はすっかりいなくなっていました。

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多くのお客様は、これから自宅または近くのホテルまで帰らなければならないので食べ終わるのも早いようです。その点、となりの宿泊棟までわずか1分の私たちは落ち着いたもの。これが、オーベルジュの醍醐味です。闇に浮かぶわがリビングで、さらにもう少しお酒を楽しみます。

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