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2008.11.01

札幌1-札幌シェラトンホテルでお昼ごはん

  雨の降る羽田空港から、札幌へ向います。札幌グランド・ホテルで行われている「伝統」をテーマにした特別料理の会が今回のたびのメインの目的です。

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シェラトン&ウェスティンホテルグループのレストランの食事が半額になるクーポンがあり、使用期限が近づいていたので、まずは新札幌にあるシェラトン札幌に向います。駅を出ると風雨が強く、ほんの少しの距離なのにずぶ濡れになってしまいました。入り口にホテルの人もお客さんも誰もいず、入ったところにある大きな洋食ビュッフェ・レストランのお客さんは1組のみ。少し不安がよぎります。今日の夜はフレンチのため、昼は軽めに和食にしようと家庭割烹雪花を予約しておきました。店に入ると、やっぱり・・・他にお客さんは誰もいません・・奥には個室もありますが、通された席は個室の前の小上がり席。他にだーれもお客さんがいないので、なんだか寒々しい感じです。予約も入っていないようなので、個室を使わせてくれてもいいのに・・なんて感じてしまいます。気を取り直して、ごはんに向かいます。メニューは、平日お昼限定の料理長のおまかせコースを予約ずみです。先付け・おつくり・焼き物・煮もの・揚げ物・おわん・香の物・ごはん・デザートとまぁ無難なコースでした。

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一番美味しかったのは、デザートの牛乳シャーベットでしょうか。

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あと、北海道の地酒3種類の飲み比べのできるお試しセット1,000円はお買い得でした。2週目は違うお酒でお願いすると快く引き受けてもらえました。

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私たちがお店を出るまでに、1人客の方が2組だけ入っていらっしゃいました。

ここのホテル再訪するかとなると、場所も離れているし、味もふくめて、かなり疑問なところです。

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2008.11.02

札幌2-クロスホテル札幌と夜の散歩

地下鉄に乗って、市内中心部へ向います。今回のホテルは、クロスホテル札幌。時計台の近くです。まだできたばかりのホテルで、今回が初めての宿泊です。とてもリーズナブルな値段設定のため、あまり期待していなかったのですが、ずいぶんおしゃれな感じです。

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フロント前のラウンジは、Wホテルを思い出します。

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部屋も広くありませんが、良くまとまっています。

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無駄な飾りがないので非常に心地よく感じます。最上階にはお風呂もあって、ここも実にシンプルで居心地のいい風呂です。眺めも良く、男風呂からは旧道庁を見下ろせ、女風呂からはテレビ棟の明かりが見えます。男女の風呂の間には、くつろげるスペースもあります。

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食事を終えて戻った後に一風呂浴びて、それからこのラウンジで夜景を見ながらワインを楽しんでしまいました。

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翌日のチェックアウトまで、非常に心地よく過ごすことができて、めっけもんホテルでした( http://www.crosshotel.com/sapporo/bar.html )

さて、外はすっかり暗くなってきました。雨も上がったようなので、食事前にちょっと散歩に出かけます。夜の時計台。

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雨雲が急速に流されていく様子。大通公園から。

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昔からあるすすきののNIKKAおじさん。

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リニューアルされたテレビ棟のイルミネーション。

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2008.11.03

札幌3-札幌グランド・ホテルで「伝統」の味

いよいよ今回のメインの目的地、札幌グランド・ホテルへ向います。このホテルが改装される前にあったフレンチ・レストラン、グラン・シェフのファンで1年に何度も通っていた時期がありました。オーセンティックな料理、こじんまりした店のつくり、そしてスタッフの方の暖かなサービスがお気に入りだったのですが、改装して新しくオープンした店はカジュアルなお店でビュッフェなんかをやるようになってしまったので、すっかり足が遠のいていました。今回は、グラン・シェフの、あるいはその前の原生林時代の懐かしい味を小泉料理長が再現される企画ということで、2年ぶりくらいに伺いました。

店に入って席に着くと、かつてグラン・シェフ時代にお世話になった小熊さんが、すぐに席までいらっしゃいました。伺っていた際のエピソードも覚えていらして、懐かしい場所に戻ってきたように感じ、すっかりリラックスしてしまいました。小熊さんを除く当時のスタッフの方々は、ホテルをやめられた方、別の部署に移られた方とそれぞれの道を歩んでらっしゃるとのこと。たった2年ですが、月日の流れを感じます。まわりのお客さんも今日は年配の方も多く、当時のお客様がたがみえているようです。

のどを潤すために、まずは泡ということで、本日のメニュに載せてあるお勧めから。シャンパーニュではなく、ゼクト。これは残念ながら、はずれです。まぁ、すごく安いものなので、こんなものでしょう。スティルは、別のリストから選ぶことにします。お願いすると、かつて新しくなって1度だけ伺った時に、相手をしていただいたソムリエさんがリストを持ってきてくれました。当時のワイン・リストは田崎慎也氏が北緯43度にこだわって(このホテルが北緯43度にあるので店の名前もNord 43)世界中から選んだもので、普段あまり見かけることのないワインばかりがたくさん並んでいる上に、絶対額も高めで素人には使いにくいリストでした。当時このソムリエさんは、別のホテルからこちらへ移ったばかりで、飲んだこともないワインを勧められないと、かなり苦労されている様子でした。今回のリストを開いてみると、なかは完全に変更されていて、フランスものを中心としたリストになっています。ただし、リストされている種類はかなり少なくて、新しく仕入れ直したのか値段も比較的高めの設定です。今回はソムリエの方も自信を持って進められるとのことのため、おまかせしたところ白はローヌ、赤はボルドーのしっかりしたものを選んでいただきました。

さて、料理です。当日のメニュはこちら。

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アミューズは、ジャガイモをつぶして大量のバターとともに混ぜてあげたもの。口の中でとろけていく美味しさです。

前菜は、小泉流八寸。和食の八寸の形を借りてフレンチが盛り付けられています。やはり、このように小さくチョコチョコとしたものが、日本人の好みなのでしょう。一つ一つの量が少なくて強い印象は残りませんが、全体に美味しくいただきました。特にユリネのカプチーノは味が濃厚で後をひきます。

つぎは、きのこと栗の入ったコンソメ。ここからが、伝統の本番。食器も全く変わって、当時天皇陛下がいらしたときにも使用されたという、金箔のふんだんに使用されたクラシックなものになります。サービスも当時のまま、きのこやクリだけ入ったカップがテーブルに持ってこられ、目の前でスープが注がれます。贅沢なコンソメのベースに、自然のきのこの味わいがプラスされたスープは、非常に滋味深いものです。

それからホタテのコキールグラタン、原生林スタイル。まだ札幌グランド・ホテルと名前が変る前から使用されていたホタテの形をした専用の器のなかにグラタンが入って、これまた贅沢なクラシックな皿に載せられて登場です。当時は、冷凍のホタテのほうが生のものよりも美味しいということでわざわざ冷凍したものを使用していたそうです。今回は、冷凍ものと生のものの両方が入っていて、食べ比べという趣向でした。

口直しの無花果のソルべのあとのメインは、牛のパイ包み焼き。中にはフォアグラとともにマデラソースが入れてあります。周りには、もう少し軽めのソースがかけてあって、トリュフが散らされています。マデラソースの味は当時のままです。

パンは、コラーゲン入り(?)だそうで、なんだかモチモチしたものでしたもの。

メインの後に、ごはんが出ます。炊き込みご飯で半分食べた後に、アサリのスープをかけて食べます。和のコースの締めとしては美味しいご飯だと思いますが、この中でごはんが必要なのかは疑問です。

デザートはアイスクリームのてんぷらと秋茄子を甘い赤ワインソースで煮込んだもの。アイスクリームのてんぷらは、確かになんだか昔そんなものがはやったことがあったなーという感じ。茄子は意外と(?)美味しい。残っていたワインとともにいただけました。

最後に小菓子と、3種類のブドウが房に付いたまま、それにコーヒーです。

多少疑問な皿も含まれたコースでしたが、スープ、グラタンそしてメインは、懐かしくそして印象深いものでした。

帰りには小泉総料理長みずからテーブルまで挨拶に出ていらして、ご自身手作りの辛い味噌を渡していただきました。フレンチ風のビンですが、中身は和の味噌です。

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ここで、最後のサプライズが!連れが、今夜のアミューズの香りがとても懐かしく、当時のグラン・シェフの店そのものを思い出すというようなことを小熊さんに話していたら、これを小熊さんがシェフに伝えてくださったたようで、アミューズのたくさん詰まった箱をお土産として持たせていただきました。

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こんな気の利き方がたまらないんですよね。大感激で店を後にします。それにしても、こんなに大量のバター&芋の揚げ物・・・カロリーが心配です。といいながら、美味しいので、ついついその晩ホテルで食べちゃいました。

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2008.11.04

札幌4-芸術の森野外美術館 と 鮨処いちい

一夜明けると、空は真っ青に晴れ上がってきます。少し前の天気予報では今日も雨の予想だっただけに、うれしい予報違いです。

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それで、今日は少し郊外の芸術の森美術館に行くことにします。こちらの野外美術館は、その名のとおり森の中にたくさんの彫刻が展示されています。ただし、お昼を食べる施設が充実していないため、デパートで買出しをしてから出かけることにします。芸術の森につくと市内より若干ひんやりとした感じです。紅葉もだいぶ進んでいます。

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お昼ちょっと前なので、野外美術館に入る前にベンチで買ってきたお昼を軽く食べることにします。外で食べやすいコロッケ、温野菜サラダ(北海道産野菜で味が濃い)、中札内鶏のグリル with キノコ&温野菜。それからカニ入りいなりずし。これにビールも買ってきましたが、ビールには少し肌寒い感じです。

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野外美術館のチケットを買っているとなんだか変ったものが、チケット販売所の前においてあります。じっと見ていたら、係りの女性が教えてくれました。

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こくわの実だそうです(懐かしいドリカムの歌の中にでてくるあれです)。野外美術館の中の木から取れるようで、食べてもよいということなので口に含んでみると、まるでキウィ・フルーツのような味がします。大発見でした。

美術館のなかは、残りの紅葉にかこまれた現代的な彫刻が、不思議となじんでいます。

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早くも日が傾いてきたので、市内に戻ります。今日は東京に戻る前に、お鮨を軽くつまもうと、すすきのにある 鮨処いちい を予約しています。お店はかなり古めのビルの1階奥にありました。予約をしていないと、なかなか飛込みでは見つけにくいし、入りにくそうです。が、こちらは有名ブログ寿司屋のおかみさん小話( http://ichii445.blog42.fc2.com/ )をやってらっしゃる、おかみさんのだんなさんのお店です。いつもブログでおいしそうな様子が紹介されているので、なんだか初めてのような気がしません。

開店時間の5時に店に到着すると、カウンターの中では大将とお弟子の方1人が、準備万端で待ち構えていらっしゃいました。想像していた感じとは、微妙に違った感じの対象でした。さて、今日はおまかせでお願いしています。まずは、のどを潤すために冷酒から。男山の純米をいただきます。大き目のぐいのみに、なみなみとそそがれます。このあとは、ずっと燗酒にすることにします。

さて、お待ちかねの料理です。まずは、毛ガニの味噌あえ、海水ウニ、手作りのイカの塩辛。毛ガニもほぐされてでてくると食べやすくて箸が進みます。海水ウニは夏のものかと思っていましたが、1年のうち禁漁の2ヶ月くらいを除いていつでも食べられるとのこと。まぁ、6月くらいの産卵前のウニが一番美味しいそうですが。手作りのイカの塩辛は、ぬかどこと一緒で、毎日毎日まぜつづけないと臭みが出てしまうそうです。大変な作業です。

お刺身も北海道の味が山盛りです。さっきまで活きていたイカ、開いたばかりのツブ、ホタテ、マグロ、サーモン、アジ、イワシにタラコ。どれも新鮮です。

次は、シラコとアンキモの酢の物。連れは、だいのシラコ好きのため、感激です。お酒も進みます。

にぎりには、大トロ、ウニ、イクラも入っていて豪華版です。常連さんから、生のししゃもが入っているかの確認の電話が入っています。シシャモを生で食べるなんて東京では考えられません。残念ながら前の日まで海が荒れていたようで、この日は生のシシャモはありませんでしたが、こぶ締めになっているシシャモの握りを大将がさっと出してくださいました。美味しい魚です。でも、ししゃもといわれなければ決してわからないと思います。

目の前の皿になんだか棒状のものが無造作に置いてあります。たずねてみるとボラの卵を塩でつけたものとのこと。通常のカラスミとは違って、生のままのもので、干すかわりに周りを軽くあぶってあります。切って出していただきました。ねっとりとした感じはありませんが、塩加減が良くて、お酒のあてには最高です。もちろん手作り。このほかに通常のカラスミの作ってらっしゃるようです。

保管庫を除くと、ツブ貝の横にどう見てもゴロ(ワタ)と見えるものがおいてあります。ゴロ好きの私としては、ツブのゴロが食べられるのか聞かずにいられません。尋ねたところ、「食べてみますか?」とのこと。もちろんお願いすると、ぶつ切りになってでてきました。中身が流れてしまうかと思いきや、さにあらず。元の形が、しっかりと保たれています。白い部分はほんとにねっとりとして、舌に吸い付くようです。黒い部分は多少の苦味もあって美味。これもまたまた、お酒がとまりません。

お腹にもう少し余裕があったので、ボタンエビ(少し小さい)、メンメとイワシ(刺身でいただいて美味しかったので)を追加で握ってもらって、お腹いっぱいで空港に向います。

お勘定もすごく良心的、お弟子さんとのコンビも阿吽の呼吸で気持ちよく、次に札幌に来るときも必ず立ち寄りたい1軒となりました( http://susukinoichii.com/ )。

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2008.11.17

高千穂1-パワースポット 天岩戸神社

九州に帰省すると伝えたところ、義理の妹がどうしても癒しのスポットに行きたいというので、高千穂に日帰りで行ってきました。

まずは、パワースポットで名高い天岩戸(アマノイワト)神社へ。かつて天照大神(アマテラスオオミカミ)が、弟の須佐之男命(スサノオノミコト)の傍若無人な振る舞いに耐えかねて引きこもりになったのが天岩戸。天照大神が引きこもりになると世の中が真っ暗になって困るので、八百万の神が天の安河原で話し合って、何とか天照大神を引っ張りだ出すことを計画。天鈿女命(アメノウズメノミコト)が舞を舞って大騒ぎして、これに興味を示した天照大神が少しだけ戸を開けたところを手力雄命(ダジカラオノミコト)がぐっと力を入れて戸を開けて投げ飛ばし、無事に世の中に光が戻ったという、有名な神話の里です。

重要な登場人物の一人、天鈿女命の顔がいきなり近くの道の駅高千穂で迎えてくれます。

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駐車場では手力雄命が力をふるってます。

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重要人物(??神様)を確認して、神社へと向います。

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受付でお願いすると、神社の裏側で、天岩戸を眺めることができる位置まで説明つきで案内していただけます。

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この神社の裏側が天岩戸です。はるか遠くの山肌にあるそうですが、遠すぎて確認はできません。ご神域のため、立ち入り禁止だそうです。写真撮影も禁止です。

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次に、天の安河原へと向います。清流沿いには、石がたくさん積み上げられています。ここでお願いをすると、何でもかなうという、今日一番のパワースポットです。

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かなり危険なところにも石がつんであります。

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2008.11.18

高千穂2-高千穂神社と高千穂峡

高千穂神社へ向います。1800年前からある由緒ある神社です。

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横の神楽殿では、毎日観光神楽が上演されているようです。この日は時間が合わず、神楽殿だけを見てきました。

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そろそろ昼時ですが、車では入れそうなお店をうまく探せず、もう1度道の駅高千穂へ戻ります。結構歩いたので、のどを潤すビールと、宮崎名物地鶏焼きを楽しみます。神楽うどんでしめて、高千穂峡へと向います。姪は、ここでボートに乗るのを楽しみにしているようですが、近くまで来ると、もう駐車場はいっぱい。少し離れた臨時駐車場からバスに乗って渓谷方面へと向います。渓谷の入り口は、たくさんの人だかり。ボートも2時間半待ちとのこと。これはあきらめて、渓谷散策だけを楽しみます。

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紅葉には少し早すぎました。

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五ヶ瀬川の一番狭い部分は軽く飛び越えられそうなくらいです。

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このまま実家方面へとんぼ返りの忙し旅でした。

PS

最近福岡の地下鉄に七隈線という新しい線が加わりました。

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先頭車両からは前を見ることもできます

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駅のサインもなかなかしゃれてます。

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福岡に帰省したときの、軽食に欠かせないのがうどんです。好物のまる天うどんに鶏飯のおにぎりをつけて。

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かけうどんでも、きざみねぎをたっぷり入れれば、美味しくなります。

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2008.11.25

京都1-西院の「草食ろくだい」

今週は大阪出張だったため、そのまま週末に京都にステイすることにしました。金曜日の夕方、すでに1日京都観光を終えた連れと、西院で待ち合わせすることになっています。今夜の宿が嵐山電鉄沿いにあるので、私が大阪方面からやってきて嵐電に乗り換えるのに西院は便利なためです。実際は仕事が早く片付いたので、いったん河原町の高島屋で待ち合わせとなりましたが。

西院は全くなじみのないところですが、探してみると近くに、できたばかりの隠れ家日本料理屋さん「草食ろくだい」があるようです。予約を入れておいて、ここで夕食とします。場所は非常にわかりにくい。どうやら春日神社の境内からの道がわかりやすそうなので、まずは春日神社にお参り。

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予約していた時間より、やや早く着いたので、しばし境内で休憩してから店に向います。境内の藤棚を曲がったところに、店を発見。四軒長屋の真ん中。神社側からじゃないとなかなか見つけづらそうです。このお店、かなり変った歴史を持っています。もともと、東京の久我山で5年ほど店を開いていた大将、突然、なぜか生まれ故郷近くの九州 柳川へと店を移されたのです。柳川の地で7年ほど店をやった後、またまた突然西院という、京都でもかなり渋めの場所で、その上なかなか見つけにくい長屋に店を移転。長屋を自ら改装して、今年の夏に開店されたばかりです。柳川は私たちの出身地のすぐ近く。今回は西院で食べられる和食の店として見つけたお店なんですが、話してみると、なんと柳川の店は連れが通っていた高校のすぐそばだったそうです。もちろん、店があった時期に連れは東京に住んでいたので、店のことは知らないのですが、それでも、京都で日本料理屋さんを探していて、柳川で店を開いていた方たちとめぐり合うとは、不思議なご縁です。

店はカウンターだけ、8席くらい。ジャズが流れていて日本料理屋さんとしてはちょっと不思議な雰囲気。予約だけのお店、席の準備を見ると、今夜は私たちだけの貸切りのようです。HPから見る限り、もしかしたら偏屈な大将かと、少し警戒していましたが、愛想のいい大将で一安心。かわいらしい奥さんもカウンターのなかで、かいがいしく働いていらっしゃいます。

赤星マークのサッポロビンビールのクラシカルな広告が貼ってあります。のどが渇いていたので、まずはこちらから。その後は、京都の地酒ということで超メジャーどころの玉の光(純米)をぬる燗で。それから奈良のお酒を熱燗でいただきます。

今夜のメニューは、こんな感じです。大将が手書きしてくれています。

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箸袋もオリジナルのデザインだそうです。

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献立は、湯葉と京野菜のゴマ和えからスタート。ゴマの風味が際立っています。次は、お椀。手作りの大きなしんじょが入っていて、ヴォリュームたっぷり。それから大き目のお鮨が3貫。アナゴ、玉子と、鯖ずしです。鯖寿司が京都に来たなと感じさせます。それから生牡蠣が殻に入ったまま、半ダース、皿に盛られています。13つずつの大盤振る舞いです。薬味には、九州でよく見かけるゆず胡椒が添えられています。寒い季節に生牡蠣をほおばり、人肌の日本酒をいただく。幸せな組み合わせです。個人的には白ワインよりも日本酒のほうが合うかと思います。

これを食べているうちに、目の前に小さな炭火が置かれます。出てきた料理は、アナゴ。きれいに捌かれて、生のまま皿に盛られています。これを目の前の炭火であぶろうという趣向です。最初の1切れは大将が焼いてくれます。残りは私たちが焼くことになっていますが、大将の厳しい目が光っていて、食べごろを教えてくれるので安心です。

アナゴを半分ほど焼いたところで、洋皿の登場です。ばい貝にヴァジル・ソース。味も、見た目もフレンチのエスカルゴです。どう考えても日本酒よりもワインだなということに。ボトルはいくつかそろえてありますが、グラスは赤ワインのみ。それも山梨のどぶろくのような葡萄酒とのこと。大将お勧めということで1杯いただくことにします。飲んでみると、まさに子供の頃に飲んだ、濃いぶどうジュースです。ワインとは違いますが、まぁこれはこれで。次は、豚の角煮。中華のウーシャンフェン(五香粉)の効いた味付けです。これも葡萄酒と相性がいい感じです。

それからクチゾコの煮物。クチゾコは一般には舌平目と呼ばれています。見た目が靴底に見たいなので、これからなまって九州有明海沿岸地方ではクチゾコと呼びます。かつては有明海でたくさん取れていたようで、柳川では馴染み深いものです。彼の地では醤油で煮ますが、塩煮。上品な仕上がりで、赤唐辛子がぴりりと効いています。

ごはんは鰻飯。柳川風の蒸篭蒸ごはんになっています。だし汁も一緒に出ますので、半分は、はやりの櫃まぶし風にいただきます。手作りの香のものも、あっさりした味で美味しい。全部食べてしまいました。最後に手作りのデザートいただいたら、お腹いっぱいです。

決して、正統派京料理ではありませんが、このお値段でこの内容は、大満足です( http://kyoto.rokudai.info/ )。お二人に店の外まで送っていただいて、今夜の宿へと向いました。

UPDATE

2011年秋のろくだい訪問です。( http://tkugi.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-52e0.html )

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2008.11.26

京都2-おむろ仁和寺に泊る

夜の嵐電に乗って、宿へ向います。

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今夜の宿は、仁和寺の中にある宿坊です。宿坊とはいえ門限は夜11時なので、食事を終わってから入室可能です。もちろん、寺の正面の山門は閉まっているため脇の道をあがって、インターフォンで係りの方を呼び出します。宿に着いたのは10時半。お風呂は11時までなので慌てて入らなくてはと思っていたら、係りの方が今夜は11時半まで明けておいてくれるとのこと。ありがたいことです。

朝は、6時半から勤行に参加することができます。普段は中まで入ることのできない金堂での勤行なので、ぜひとも参加させてもらいます。

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若干遅れて入ると、既にお経が始まっていて、荘厳な雰囲気です。外はかなり冷え込んでいますが、お堂の中はそれほどでもありません。ご本尊の阿弥陀様の前で焼香をしていると、なんだかしっかりと見下ろされている気がします。

朝の境内の散歩は気持ちのいいものです。

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有名なおむろのさくらも、この時期は黄葉となっています。

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やっと仁王門が開き始めました。

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仁和寺は門跡寺院のため無料で入ることができますが、一部有料エリアもあります。ただい宿泊客はそのエリアの入場チケットをいただけます。これは白書院。

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宸殿から眺める北庭。

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黒書院。

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仁和寺はそれほど混んでいなくて、落ち着いて見学できます。

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2008.11.27

京都3-龍安寺の石庭+金閣寺+そば処権太呂

仁和寺から歩いて龍安寺へと向います。日本一有名な石庭。

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あたりはシーンと静まり返って、まさに静寂の世界です・・なんてことは、全くありません。割と朝早い時間だったにもかかわらず、たくさんの観光客でごった返しています。特に白人観光客が目立ちます。アメリカ人とドイツ人のようです。特にドイツ人は大声で騒ぎまくって、石の数を数え、写真を撮り続けています。なかなか心洗われるような、静まり返った状況とはいかないようです。それでも少し座禅をしていると、周りの喧騒もあまり気にならなくなります。周りの観光客も近づきにくいのか、人が避けて行ってくれるようで、実際に静かになったような気もします。

有名な「我、唯足るを知る」の蹲(つくばい)。

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池泉庭。

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もう少し足を伸ばして、金閣寺へと向います。

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こちらも観光客でいっぱいです。女子高生が、白人観光客を見つけて興奮して「ハロー、ハロー」を繰り返しています。引率の教師が、「外人さんにハローとちゃんと声をかけたのか?」などと言うのを聞くと、数十年前に戻ったような錯覚に陥ってしまいます。

さて、金閣寺、平成の塗り直しを終えた後初めての訪問です。

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入場の際に渡されるお札(?)もなかなかいい感じです。

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庭の中には、鯉の滝登りもあります。

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紅葉を眺めながら、金閣寺を後にします。

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体が冷えたので、近くでお昼にします。そば処権太呂。まだ時間が早いので、他にお客さんは見当たりません。床の間の前の席に陣取ります。

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感じのいいお姉さんが、メニューを持ってきてくれます。寒いので、とりあえず熱燗。

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酒のあてには、芥子豆腐とたらの煮たのを。

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鴨南蛮そばと、きつねうどんですっかり温まりました。

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2008.11.28

京都4-京都御所を訪ねて

午後は、京都御所の中を観覧する予約を取っています。市内のホテルにチェックインして、急ぎ足で御所へと向います。が、中に入ってから受付の場所までが遠い!すぐそこに見えているのになかなか近づいてきません。最後は走って、なんとか時間通りに清所門で受付完了です。

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中に入ると、先に受付を終えた方々が説明のビデオを鑑賞中です。程なく、ビデオも終わり、中へと進みます。諸大名の控えの間。

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御車寄には、御所車も置かれています。

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天皇陛下と皇太子のみ使える建礼門。

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その正面には、承明門。

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その中に政治の中心の紫宸殿。

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皇后陛下の使われる建春門。

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御池庭。

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これで、大まかにひと回りです。

土蔵の壁もおしゃれです。

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御苑の紅葉もきれいです。

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九条家の屋敷内の庭園である、九條池と拾翠亭。

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御所は一般公開も行われていますが、すごく混んでいるようです。なので、今回のように事前に予約をしての見学のほうがお勧めのようです。

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2008.11.29

京都5-祇園 花霞

夕方になってきたので、祇園方面へ歩いて向うことにします。通りかかった革堂行願寺へちょっと立ち寄り。

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先斗町に着く頃には、だいぶ日も暮れてきました。

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夕食の予約時間には少し早いため、八坂神社に立ち寄ります。

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今夜は八坂さんの前の大通りから、一本路地に入ったところにある日本料理「祇園 花霞」で夕食とします。飛込みでは、なかなか入りにくい雰囲気の路地です。

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店の戸を開けると、おかみさんが待ってましたとばかりに迎えてくれます。カウンターの中では、なかなかイケメンの大将とサポートの方も笑顔で迎えてくれます。

今夜も、他にお客さんはなく、貸切りでスタートです。街歩きで、体が冷えてしまっていたので、燗でスタート。地元の純米酒をぬる燗より少し温かめにつけてもらいます。

まずは先付け。雲丹と汲み上げ湯葉にイクラが組み合わさっていて、あっという間に消えていってしまいます。椀物はあこう鯛。極上の出汁の味が、口の中に広がります。向附は、マグロ・鯛・コウイカ。少し色のかわった葉っぱにくるまれて季節感いっぱいです。普通の醤油だけではなく、煮きりも出されます。下にひかれているのは、大根ではなくかぶら。これも全て食べつくしてしまいます。八寸は、豪華な秋の彩です。味だけではなく、目も幸せです。焼物は、鴨。かなりのヴォリュームで供されます。山芋の饅頭のなかに魚を射こんだ煮物もなかなか楽しい。山芋饅頭は、鹿児島銘菓のかるかんにもちょっと似た食感です。かなり、お腹もいっぱいになってきたころに、きのこの炊き込みご飯が炊き上がっています。少し蒸らして熱々のごはんが出されます。自家製香の物に、こぶも美味しい。香の物はついついお変わりです。ごはんは土鍋にかなりの量を炊き上げてもらっていますが、とても食べ切れそうにないなと思っていたところ、じゃおにぎりにしましょう!ということで、お土産となりました。美味しいこぶも中にいれてもらいます。最後に手作りのデザートで大満足で店を後にしました。今夜もお店は最後まで貸切りでしたが、気さくな大将なので、リラックスして本格日本料理を楽しむことができした。店の外まで、大将とおかみさんに見送っていただきます。少し歩いてから振り返ると、お二人ともまだ外で見送っていただいていました(http://www.gion-hanakasumi.com/

帰りに、ライトアップされている高台寺方面へ向います。

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近くのお寺で、アート展示もやっていました。

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2008.11.30

京都6-東山散歩

ホテル近くの東山を散策します。まずは、陶器神社。かつて、このあたりは清水焼の釜が並んでいたようです。今は、高級なお店が軒を連ねています。

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実家が門徒になっている、真宗大谷派の大谷本廟。

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ご本尊のご開帳をやっている清水寺へも行ってみます。こちらは、相変わらず観光客で大賑わいです。ご本尊の開帳、来年のご開帳が終わると、次は25年後になるとのこと。25年後にはたして、ご本尊を拝むことができるかと思うとありがたさもひとしおです。たくさんの人の流れの中でも、ゆっくりとおまいりをします。通常は、前立ちとしてご本尊と同じように崇められている観音様も今回は、引き立て役です。

ご胎道めぐりあり、三重塔あり、舞台あり、音羽の滝ありで、清水寺はまるでアミューズメント・パークのようです。

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たくさんの観光客であふれる三年坂を通って、ホテルへ戻ります。少し、肌寒い天気でしたが、久しぶりの京都を満喫しました。

おまけ-嵐山・嵯峨野・寂庵

連れが一足先に楽しんだ京都です。

阪急・嵐山電鉄1日乗り放題切符を使って観光。

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嵐山は人だらけだったとのこと。

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乗り放題切符におまけで付いていた写経券を使おうと、xxx寺へ。紅葉がきれいです。

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途中、瀬戸内寂聴さんのお住まい、寂庵を見ながらの散歩のようです。

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竹林には人も少なくて、静かそうです。

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日光東照宮を髣髴させる絢爛さは、北野天満宮。

078

しおりもいただきました。

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