奥州3-平泉観光
宿までびゅうバスに迎えにきてもらって、平泉観光へ出発です。最初に向かうのは厳美渓。
空とぶ団子も楽しめます。
平泉最初の目的地は毛越寺(もうつうじ)。慈覚大使円仁が開山し、藤原氏二代基衡・三代秀衡の時代には壮大なお寺だったようですが、今はほとんど遺構が残るのみで建物はあまり残っていません。大きな池のある浄土庭園がきれいです。
ちょうど今日は東北地方の天台宗のえらい住職さんが、こちらに集まっていらしたようで、ご詠歌を歌いながらの行列を見ることができました。
次はいよいよ中尊寺です。中尊寺の横のはすは、源頼朝に殺された4代藤原泰衡の首の入っていたところから種が見つかったそうで、正真正銘800年前のものだそうです。
藤原氏初代清衡の建てた中尊寺。有名な金色堂に近づくにつれて、急に雨が落ちてきました。宝物館を見ているうちに、雨足はどんどん強くなり、雷もなって荒れ模様の天気です。
覆い堂の中の金色堂は、思ったよりも大きくてなかなか立派なものでした。大雨の中で、この金色堂をみた松尾芭蕉は奥の細道に、「五月雨のふり残してや光堂」という句を残しています。私たちも、まったく同じような大雨の中で金色堂を見るというのも、なかなか乙な体験です。
かつての奥州街道の月見坂を下っていきます。300年物の杉が街道を守っています。
中尊寺を出たところには、弁慶のお墓があります。
弁慶が義経を守って立往生したのは、このすぐ近くとのことです。このお墓からは、義経が最期を遂げた小山、高館(たかだち)を真っ直ぐに見ることができます。「夏草やつわものどもの夢のあと」の句はこの高館で読まれたそうです。
結構歩いたので、薄味の山菜などののったお膳のお昼がおいしく感じられます。
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