夏の北海道2-「フェニックス洞爺クラブ」
今夜の宿のある洞爺湖方面へ向かいます。洞爺湖に浮かぶ中島も見えてきました。
今夜の宿は、「フェニックス洞爺クラブ」。とってもリーズナブルなオーベルジュで、昨年泊まって気持ちがよかったので再訪することにしました。
部屋からは洞爺湖が一望できます。
こちらは、もともとは北海道の超メジャーコンビニ、セイコーマートの保養施設です。なので、プールやビリヤードなども完備しています。ただし、人件費を削るため(?)に、従業員の人をできるだけ少なくしているようで、プールなどは自分で勝手に使ってくださいという感じです。プールの横にある大浴場もそんな感じ。とりあえず、お風呂に入ってくつろぎます。部屋に戻ってサッポロ・クラシックでのんびり。
さて、夕食の時間です。夕暮れのせまる1階のレストランには、他にもう1組のご夫婦だけです。
豪華ではありませんが、しっかりとしたフルコース。
まずは、アミューズ。ヴィシ・ソワーズとフォアグラ。
前菜はサーモンのタルタル。北海道の野菜がたくさん盛られたサラダの下に潜んでいます。
魚はヒラメ。付け合せのトマトとオリーブのラタトゥユも美味しい。
メインは子羊 クスクス添え。
小さなデゼールはパッション・フルーツのジュレにココナッツのソルベを乗せて。パッション・フルーツはそのまま食べるよりも、ちょっと手を入れた、こんな形のほうがずっと美味しく感じられます。
大きなデゼール。季節のモモのコンポートに、モモのアイスクリーム。
コーヒーと共に出てくるプチ・フールも結構なヴォリュームです。
こちらは、飲み残した赤ワインと共に部屋へ持ち帰ることとしました。
朝食前に、ちょっと洞爺湖へ散歩に行くことにします。今日は中島も雲の中です。
白鳥も人懐っこく近づいてきます。
朝食には、地元のたくさんの野菜・焼き立てパン、スープにタマゴ、それにソーセージまでついた豪華版です。野菜はしっかりとした苦味が残っていて、新鮮そのもの。ソーセージはスパイスと肉の香りのきいた本格的なものです。
今朝も、昨晩と同じご夫婦と一緒の時間の食事です。朝食後に近くのラウンジでお話をしました。このご夫婦、10数年前に洞爺湖でキャンプをしていたときに、この宿ができるのを聞いてからいらしてみて、気に入ったので毎年何度も泊まってらっしゃるとのこと。10年以上の年月を経て、経営もマネージャーの方も変わったし、また植栽も大きく育ったなーなんておっしゃっていました。まさに、この宿と共に年月を重ねていらしたご夫婦でした。話をしていると冷たいお茶を、スタッフの方が持ってきてくれました。気の利くサービスです。
この「フェニックス洞爺クラブ」、今年からはモリエールやマッカリーナの属するラパン・フード・グループの一員となったためか、予約も盛況のようです。また、お昼もビュッフェなどをやることになったようで、静かで、のんびりとした雰囲気がなくなってしまうのではないかと、少し心配なところです。
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