紅葉少し前の京都5-洛北散歩
朝の錦市場。明治17年創業の井上さんで、ミニコロッケやゆば、万願寺などのお惣菜を買い込んでいきます。通りも昨日の夜よりは賑やかです。
おみやげや荷物を四条の高島屋さんで預かってもらって、今日は洛北へ向かうことにしました。昨日利用した京阪電車と叡山電車でも行けますが、市バス1本で行けるようなので、これを選択。5番系統のバスは、観光客でかなり込みあっていましたが、銀閣寺をこえるあたりまで来ると、長閑な雰囲気になります。隣の地元のおじいさんと話をしながら、目的地到着です。おじいさんから教わった通りの道を進みます。宮本武蔵が決闘をしたという、一乗寺下り松。かつては、八大神社の境内だったということでしょう。この松は4代目だそうです。
近くは、いかにも風情のある街並みです。少し前に行ったソウルのハノクと雰囲気が似ているように感じます。
まずは、金福寺へ。松尾芭蕉が句を詠んだことで有名なお寺だそうです。
こちらが、芭蕉庵。与謝野蕪村が荒れていたものを整えたとのことです。
本堂のお縁では、猫がのんびりとくつろいでいます。人が近づいていっても、まったく無関心。
次に目指したのは、詩仙堂。入り口から風情があります。
お軸。
書院の中から、雨に濡れる庭を眺めます。離れたところから鹿威しの音が響きます。
回遊式の庭を散歩することもできます。
隣にある八大神社にもよってみることにしました。
先程の4代目の松のある場所も、かつては、こちらの神社の境内だったようです。初代の一乗寺下り松の古木は神社内に保存されています。
雨がひどくなってきたため、四条のほうへもどることにします。京都の締めのお昼を、老舗蕎麦屋の「本家 尾張屋」さんでいただきます。540年以上も前からやっているお店だそうです。まずは、熱燗で冷えた体を温めます。
こちらは、名物の宝来そば。5段のそばに、好みの薬味を載せていただきます。
もう一つは、温かいそば。かやくそばに炊き込みご飯をつけて。
高島屋さんで、さらにお買い物をして東京へと戻りました。
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