新緑の京都4-二条城と「グリルフレンチ」
今日は朝からどんよりと曇っています。今日の朝ごはんは、ホテルの中でとることにしました。
ビュッフェ、いつものようにたくさん食べます。
食べ終えて、目の前の二条城に出かけようとしていたら、ついに雨が降り出しました。かなりの大雨。二条城を見ながら部屋でぼんやりと過ごすことにします。
チャックアウトしていたら、雨も小ぶりになってきました。目の前の二条城へと向かいます。修学旅行生でいっぱいです。
二の丸御殿は、なかなか見ごたえがありました。ここで大政奉還がなされたと思うと感慨深いものがあります。
よく見ると、天皇家の菊の御紋の上に徳川家の葵の御紋が入っています。
二の丸庭園。
本丸御殿。といっても、建設当時の本丸御殿は消失してしまって、その後再建ならず。今の建物は明治になって旧桂宮亭を移築したものだそうです。
石垣の上から眺める本丸御殿と庭園。
雨上がりの樹木もきれいです。
清流園の中にある、香雲亭では結婚式の準備が進んでいます。
ホテルの方へ戻ってくると、結婚式をあげられる方が、丁度御所車で二条城へと出発されるところでした。
お昼はちかくにある洋食屋、「グリルフレンチ」に行くことにします。適当な記憶でお店に伺おうとしたところ、なかなかみつけることができません。連れが、やっと見つけてくれました。何度も前を通り過ぎていたことがわかりました。
ドアを開けて、2階へと向かいます。予約をしていなかったため、入れるかどうか分かりません。店に入るとお客さんは0。「大丈夫ですか?」と若い方に尋ねたところ、マスターへ目が泳いでいます。どうやら、ランチのお客さんを終えたばかりで、やっとほっとされていたところのようでした。あー悪いかなとおもっていたら、オヤジさんが、にこやかに「もちろん大丈夫です。」と言ってくださいました。若い皆さんには申し訳ありませんが、せっかくですのでいただくことにします。どうやら、1階の個室には、もう一組お客さんがいらっしゃるようです。でも、このタイミングでなかったら、入れなかったようで、道に迷ったのが結果的に吉と出ました。
こちらのランチは3千円のAランチと2千円のBランチのみ。それぞれ1つずつお願いするのもOKみたいですので、これでお願いします。まずは、白のグラスワイン。リーデルのグラスに入ってきます
Aランチの前菜。サーモン、ミズダコとサバのエスカベッシュ。
それぞれについてくる、スープ。インゲンマメの冷たいポタージュ。
赤もグラスでいただきます。
その間にも、皆さんはお弁当の準備をされています。お弁当も頼めるのかと思って聞いてみたところ、歌舞練場へお届けのものだそうで、特別弁当ですね。本当にお忙しそうです。
メインの前に出てくるサラダとパン。結構普通です。京都の洋食屋さんでは(ビストロと名のつく洋食屋さんも含めて)、ポタージュスープがコースに入っていて、その後にサラダ+パンと出てくるのが、どうやら定番のようです。
Aランチのメイン1。ナスとお肉のはさみ揚げです。
Bランチのメインは、ハンバーグと鶏からあげの盛り合わせです。
Aランチンのメイン2。牛ヘレ肉。これだけは、譲れないポイントみたいで、オヤジさんが目の前で焼いてくれます。
デザートもしっかり。
オヤジさん、大変好奇心旺盛のようで、我々の京都のお気に入りの店について、結構本気で聞いていらっしゃいました。お気に入りの「ろくだい」を紹介したところ、行ったことはないけれど、ろくだいの大将の経歴をご存知のようでした。
コーヒーもいただいて、大満足でお店を後にします。今度は夜に伺いたくなりました。
帰りの新幹線まで、まだ少し時間があるので、京都駅に荷物を置いて、近くの西本願寺に行ってみることにしました。前に京都東急ホテルに泊まった時、となりにあったにもかかわらず、中に入っていなかったので、取りあえず確認のため。
親鸞上人750回忌に備えて御影堂は、たくさんの信徒さんが入れるように、臨時の装いです。
中に入ると、覆いで囲われて暗くなったお堂に、ものすごく沢山の椅子が整然と並べられていて、大きなコンサート会場のようです。活きている宗教のパワーのようなものを感じました。
阿弥陀堂へと続く回廊。
阿弥陀堂は通常モードです。
近くにある伝道院と博物館。伝道院は、明治時代に建設されて、真宗信徒生命保険会社の社屋として使っていたもののようです。
京都は、まだまだ奥が深そうです。
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