初秋の関西2012(3)- 「巌船神社」+「松花堂公園」で「吉兆」の松花堂弁当+「石清水八幡」+「サントリー山崎醸造所」
今日はレンタカーで京都周辺観光です。その前に、まずは腹ごしらえ。京都大学近くにある「進々堂」に行ってみると、なぜだか今日のみ臨時休業。残念。それではということで、通りすがりに見つけた「小川コーヒー」に入ることにします。
モーニングセット。ホットサンドとフランクフルトつきトースト。
コーヒー自体は、こちらのほうが「進々堂」よりもおいしく感じます。パン屋さんとコーヒー屋さんですからね。
次は、連れが結構ハードだという、大阪交野市にある「巌船神社」へ向かいます。何がハードなのかわからないまま神社に到着です。饒速日(ニギハヤヒ)命が乗ってこられた天磐船(アメノイワフネ)をご神体として、天孫降臨の地として崇拝されているそうです。物部氏が遠祖神(トオツノミヤ)としてあがめていたそうです。
さて、名物の岩窟めぐりに出かけます。社務所によってすべての手荷物を預けてからの出発です。まずは、お参り。
いきなりの急階段で岩の中へと降り立ちます。
後は岩と岩の間を、手足をフルに使って進みます。
途中は真っ暗に近く、また、すごく狭い岩の間を足から滑り降りするような、いわゆる産道のような個所もあり、アドベンチャーな気分です。
滝のようになっているところもありました。
やっと現世に戻ってきました。まさしく生まれ変わりの気分です。その先には天岩戸と呼ばれている大きな岩もあります。
確かに、なかなかハードな岩窟めぐりでした。
京都八幡市にある「松花堂庭園」へと向かいます。そう、あの松花堂弁当と関係の深いところです。まずは、庭園散歩。石清水八幡宮の社僧であり、小堀遠州とも親交のあった松花堂昭乗が建てた松花堂草庵を中心に、泉殿等も併せて、明治24年にこちらに移築された庭園です。
そして、横にある「吉兆」へ。
もちろん、松花堂弁当を予約しておきました。この松花堂弁当といのは、松花堂昭乗が小物入れとして使っていた田の字型に仕切られた農家の種入れをみて、「吉兆」創業者の湯気貞一が、これに料理を収めたことから始まったといわれています。これにちなんで、松花堂庭園の横に「吉兆」が店を出されているとのことです。先ずは日本酒を冷酒でいただきましょう。
お弁当が出てきました。ちゃんと「松花堂」の文字が刻まれています。
お庭では、太公望がのどかに釣りを楽しんでいます。
それでは、もともと松花堂のあった石清水八幡へと出かけましょう。宇佐神宮、筥崎宮とともに日本三大八幡宮の一つであり、伊勢神宮に次ぐ国家第2の宗廟で、京都の南西、裏鬼門を守護している神社とのこと。パワースポットとしても有名です。
ちょうど七五三前ということで、結構着物姿の子供を連れた家族連れで賑わっています。
神社参りも無事に終わったので、今度は近くにある「サントリー山崎蒸留所」へ。
言わずと知れた、日本の名ウィスキー「山崎」が造られているところ。新幹線からいつも眺めていたので、ぜひ1度訪ねてみたいと思っていたところです。受付時間ぎりぎりなので正門までダッシュ。何とか中に入ることができました。工場見学は残念ながらいっぱいでできなかったため、山崎ウィスキー館へ。
ウィスキーが保管されていて圧巻です。
ここに来たからには試飲は欠かせません。「山崎」はシェリー樽、ホワイトオーク樽と日本原産のミズナラの樽でできた原酒をブレンドして出来上がります。ブレンド前の原酒は、この蒸留所でしかいただけません。「山崎12年」を造るためには、当然12年熟成が必要ですがミズナラだけは長期熟成が必要ということで、20年以上寝かせたものを使うそうです。ということで、ちょっと高級ですが、ミズナラの原酒をいただくことにします。
香木をイメージさせるような繊細な香りです。水も当然、山崎の仕込み水。
連れは運転のため試飲できず、残念そうです。どうもすみません。
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