初秋の関西2012(5)- 「建仁寺」+「摩利支天」+「六波羅蜜時」+「六道珍皇寺」と「幽霊子育て飴」&「カフェ ヴィオロン」&「551蓬莱」のイートイン
今日は朝から雨模様です。なので宿のすぐ近くのお寺を散策することとします。まずは京都最初の禅寺で、京都五山のうちの一つ「建仁寺」。
入場料もなく、するすると入ることができますが、中は大工事中です。杯観客もほとんどいなくてさびしい感じです。
お隣にある「摩利支天」にもお参り。摩利支天は古代インドの女神。7頭のイノシシに坐っていらっしゃるお姿から、こちらではイノシシの姿がたくさん見られます。
ちょうど「みなとや幽霊子育て飴本舗」がありました。お母さんの死後にお墓の中で生まれた赤ちゃんのために、幽霊となったお母さんが毎日飴を買いに来た。いつも夜に買いに来るので不審に思った店の人が後をつけたところ、赤ちゃんを発見したとのことです。約400年も同じ飴を売り続けているそうで、今は20代目とのこと。もちろん飴を購入。
次は、「六波羅蜜寺」へ。こちらは、平家ゆかりのお寺ということで、NHK大河の影響か、団体客も清盛像目当てにやってきています。私のお目当ては、口から「南無阿弥陀仏」の6体の阿弥陀如来を吐き出している空也像。現物はなかなかかわいらしい感じです。
少々お腹もすいてきて身体も冷えてきたので、モーニング目当てで、昨日に引き続き喫茶店へ。幽霊子育て飴本舗のとなり「カフェ ヴィオロン」。
なかは、余計な飾りもなくミニマムな雰囲気。水出しコーヒーもある本格的な喫茶店。
朝は、コーヒーの値段+0円でモーニングセットを出してくれる太っ腹です。コーヒーも深煎りのブレンドと、浅めに焙煎した酸味の強いブレンドから選べます。連れは深煎りと私は浅煎りとそれぞれの好みの味を試してみます。
タバコの煙がちょっと気になりましたが、ここは喫茶店、タバコに文句を言ってはいけません。
次は近くの「六道珍皇寺」へ。こちらは冥界とこちらの世界を行ったり来たりしていたという小野篁(たかむら)とゆかりの深いお寺です。
角の所に見えるのが、冥界への入り口となっていたといわれている井戸です。
雨もひどくなってきたので、街中方面へと戻ります。八坂の塔も雨に煙っています。
縁切り縁結びでのご利益のあるという安井金毘羅宮。たくさんの女性が真剣にお祈りしている姿は、ちょっと異様な感じ。
祇園も人通りが少ない。
祇園の大通りには、「めやみ地蔵」として知られる「中源寺」が佇んでいます。眼病平癒にご利益有とのことです。もともとは「あめやみ地蔵」で、鎌倉時代に氾濫しそうな暴れ川だった鴨川が洪水を起こそうとしているときにお地蔵様が夢に出て人々を救ったんだとかなんとか。雨が本降りになっている今にピッタリのお地蔵様です。
河原町の高島屋でちょっと休憩します。地下で少し買い物をしていたら、小腹がすいてきたのでイートイン・コーナーへ。もちろん連れの大好きな551蓬莱です。今日は連れの誕生日ということで、ピッタリの選択(?)です。夕食をたくさん食べる予定なので、ビールセットと餃子のみ。
おやつ代わりにちょうどよい量でした。
外に出てみると、「あめやみ地蔵」さまへのお参りが効いたのか、雨が上がっていました。
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